jealkb ‐‐Review‐‐

ヴォーカルのhaderuを中心に結成したヴィジュアル系バンド。吉本の芸人が中心となっただけ、満載のエンターテイメント精神と90’sヴィジュアル系らしい音楽性で地道に活動を続けている。


狼煙-NOROSHI-

狼煙 -NOROSHI-(2008)

 ロンブーの淳を始めとして、吉本の芸人を中心に結成された異色の7人組(当時)ヴィジュアル系バンドjealkb(ジュアルケービー)のメジャー1stフルアルバム。jealkbはヴィジュアル系を文字ったもの。

 所詮、芸人の集まりだろ?という舐めた感じで聴いてみたが、これが失礼ながら意外にもよくできてる楽曲ばかりだ。とはいえそれだけで褒める気にはならない。では何が耳を引き付けたかといえば、それはLUNA SEA等のヴィジュアル系の先人たち、それに近年のネオヴィジュアル系と言われるバンドの旨味成分が出てるサウンドに、惹かれるものがあったから。もろに影響が出てるメイクだけではなく、耽美なメロディラインと派手な攻撃性など音楽面にもそれがちゃんと受け継がれていて、かなり真面目にヴィジュアル系している。これには本当に驚かされたものだ。ただ、世界観はまだ表現するに至ってなくて希薄なんだけど、jealkbはあまりアクが強くないのが逆にいい方向に働いている気がする。・

 開放感とメランコリックなメロディが特徴的な#3「Fly」、ラルクを髣髴とさせる流麗なファストチューン#7「誓い」は凄く耳を引くし、透明感のある世界と切ない哀愁が沁みてくる#4「嫉妬死」、#10「哀罪」もいい味を出している。いかにもなメジャー感もいい意味でプラスに働いている印象。アグレッシヴなオルタナチューン#2「La Vie En Rose」、#8「妄想アメリ」にどす黒いハードコア#9「DISCHARGE」といった攻撃的な姿勢も打ち出し、現代的なニュアンスもしっかりと導入。#6「雪痕」、#12「花」といった王道バラードもお約束的に収録。幅広くバラエティに富んだ12曲42分を十分堪能できる内容になっている。

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