【アルバム紹介】jealkb『狼煙 -NOROSHI-』

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アルバム紹介

狼煙 -NOROSHI-(2008)

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏を始めとして、吉本芸人を中心に結成された当時:7人組(現在は5人組)の2ndアルバム。本作はメジャーからのリリース。バンド名のjealkbはヴィジュアル系を文字ったもの。ジュアル系ビー。

 活動はエンターテイメント性を重視しているとのことですが、楽曲はまじめにヴィジュアル系。プラスでビートロックっぽさもあり。耽美なメロディラインと派手な攻撃性を発揮し、歌メロも口ずさめるポップさがあります。この辺りは全作詞を担当したhaderu氏、全作曲を手掛けたelsa氏の貢献度が表れている。

 開放感とメランコリックさが特徴的な#3「Fly」、ラルクを彷彿とさせる流麗なファストチューン#7「誓い」は凄く耳を引くし、透明感のある世界と切ない哀愁が沁みてくる#4「嫉妬死」、#10「哀罪」もいい味を出しています。

 いかにもなメジャー感がいい意味でプラスに働いています。アグレッシヴなオルタナチューン#2「La Vie En Rose」、#8「妄想アメリ」にどす黒いハードコア#9「DISCHARGE」といった攻撃的な姿勢も打ち出し、現代的なニュアンスもしっかりと導入。

 #6「雪痕」、#12「花」といった王道バラードもお約束的に収録。幅広くバラエティに富んだ12曲42分は、十分アピールできる内容になっています。

メインアーティスト:jealkb
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